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申請取次行政書士とは?仕事内容と依頼するメリット
申請取次行政書士とは主に外国人が日本で仕事や勉強をする際に必要とされる、在留資格の申請手続きをすることができる行政書士のことを指します。今回は申請取次行政書士とはどのような仕事ができるのか?さらに申請取次行政書士に依頼することのメリットもみていきたいと思います。
申請取次行政書士の仕事は一般的に許認可申請が主流の行政書士の仕事の中でも特殊な「入国管理局」への取次申請をすることができるといった点でも特殊性の高い業務です。ここでは申請取次行政書士とはどのような仕事をしているのか、また申請取次行政書士になるためにはどのような手続きが必要なのかを見ていきたいと思います。
申請取次行政書士とは外国人の出入国管理に関する業務を取り扱っている「行政書士」を指します。申請取次行政書士は行政書士の資格を取得したうえで、出入国管理に関する一定の研修を受け試験に合格すると申請取次行政書士の資格を取ることができます。
申請取次行政書士になると、外国人の方の出入国管理に関する手続きに関して申請をすることができることが特徴です。具体的には一般的にビザを申請する場合、申請者本人が入国管理局に「出頭」しなければいけません。申請取次行政書士にビザの申請業務を依頼することで、入国管理局に申請者本人が「出頭」することが免除されスムーズにビザ申請を行うことができます。
申請取次行政書士になるにはまず、行政書士の資格をとり日本行政書士会連合会が備える行政書士名簿に登録しなければいけません。
行政書士登録後、日本行政書士会連合会で行っている出入国管理に関する研修を受ける必要があります。研修後の効果測定で合格した場合、研修会の修了証書を貰うことができます。研修の費用は5万円です。また効果測定で不合格になることもありますので、事前にしっかりと準備しておくことも大事です。
また申請取次行政書士は3年に一度の登録更新が必要になります。更新手続きの際も試験があり、合格しないと更新することができません。
日本行政書士会連合会は具体的にどのような仕事をしているのでしょうか?また、通常の行政書士とどのような点で出入国管理に関する業務で有利になっているのかも見ていきましょう。
・在留資格認定証明書の交付申請
・資格外活動の許可申請
・在留資格の取得・更新・変更の各種申請
・在留資格の取得・変更による永住許可申請
・再入国の許可申請
・就労資格証明書の交付申請
一般の行政書士はビザの申請業務しかできません。ですから、入国管理局に申請者本人が「出頭」しなければいけません。
申請取次行政書士のビザ申請を依頼すれば、入国管理局への申請者本人の「出頭」が免除されるため、仕事や学業に支障をきたすことなくビザを取得することが可能になります。
申請取次行政書士のビザ申請を依頼することでどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは申請取次行政書士に依頼した場合のメリットや依頼料金の相場を見ていきましょう。
申請取次行政書士にビザ申請を依頼することで、申請者は入国管理局へ出頭することなくビザを取得することが可能です。面倒な出頭義務が免除されるため、仕事や学業に専念することができます。
また日本の独特の法律用語やお役所のシステムに不慣れな外国人の方は自分で申請するよりも、ビザ申請のプロである申請取次行政書士に出入国業務を依頼したほうが、手間もなくスムーズにビザを取得することができるでしょう。
更に行政書士事務所によっては、許可申請を提出しても入国管理局によって「拒否」された場合のアフターサービスとして再申請を無料にしているところや不許可の場合は料金の返還サービスを行っている行政書士事務所もあります。
申請取次行政書士に依頼するときの料金相場ですが、調べてみたところ行政書士事務所によりサービス内容等が異なることもあると思いますが、8万円~38万円とかなり大きな幅でばらつきが出ています。一般的には15万円前後の行政書士事務所が多くなっています(案件により多少前後します)。
今回は申請取次行政書士の仕事内容と依頼するメリットを見てきました。俗にいう「お役所仕事」は独特の日本語の言い回しや慣習があり、外国人の方には少々ハードルの高い存在であるといえます。ビザ申請を申請取次行政書士に依頼することで、本人が出頭することなくビザ申請をスムーズに運ぶことができるのでビザ申請をお考えの場合はプロである申請取次行政書士に依頼することをお勧めします。